BLOG

ブログ

現場ルポ /「 医療とリンパドレナージュの間で」⑥

2023.03.18

ブログ画像

 ようやく春めいてきました。今冬はそれなりに雪も積もったりで寒かったと感じております。そう感じるのも「流雲」はまだOPENしてさほど時が経っておらず。12月~2月末はチラシ配りのため外で過ごす事が多かったのです。寒風が吹く中で色々な方がチラシを受けとってくださり、お声もかけて頂きました。

 私がよくチラシ配りする場所が通勤経路と重なる女性がいて前述のように寒そうな私に「チラシもらってほしいん、じゃあもらったげるわ」と声をかけてこられた。最初は少しからかわれてるのかなとも思ったが。ともかく私はチラシを手渡した。

 この女性とは以後も4~5回出会い、顔見知りになり。終わり頃には軽く言葉も交わすようになっていきました。冷え込みのきつい1月のある日、またもチラシ配りしてる私のところにこの女性が通りかかった。

ブログ画像

 「お兄さん、いつも頑張ってる感じやから」とコンビニで買ったばかりの温かいお茶と鳥の唐揚げを差し入れてくださった。私はあまりの事に一瞬、言葉に詰まったが。手に温かい感触を感じると共に落ち着き、女性にお礼を伝えた。「お礼を言われるようなことやってないよ」と女性は屈託なく話される。

 だが私は自分がやりたいと思って始めたお店の宣伝中にこんな施しを受けて「もう何も言えねぇ」(正直、少し目が潤む)といった心境であった。

 もう一度、お礼をお伝えしてその女性と別れた。まだ手に温かみが残っていた。その日は帰って頂いた唐揚げを食べて寝ました。

 ささやかだけどその女性に頂いた気待ちをお返ししたい。同じように寒い中で頑張っているのだから。私は高島屋(大阪店)で柚子の葛湯を購入して、いつか女性にお渡ししたいと思った。毎日夕方にチラシ配りを続けた。でも中々会えない。私は不安になったが。それでも毎日外に立った。

 時に暖かい日も増えてくる中でまたも真冬のように冷え込んだ日に、かの女性とやっとお会いできた。「最近、新しい事を始めてるから忙しくて」と女性は話されていた。私は「お疲れ様です。こないだは本当にありがとう」とお伝えして葛湯を手渡した。喜んでくださった。冷え込みのきつい日にお渡しできて(その日にお飲み頂ければ体が温もるから)良かったと思った。

 それから2ヶ月近く経ったが。それ以来はその女性とお会いしていない。だがあの温もりとこのエピソードは「ずっと覚えておくことにした」。

ご予約・お問い合わせは
下記の電話番号
またはフォームから

お問い合わせのご返信に時間を要する場合もございますが、ご了承ください。

ホットペッパービューティーからであれば、即時予約が可能です。

ACCESS

〒556-0005
大阪府大阪市浪速区日本橋
4-15-20
おおきにオタロードビル403号室