現場ルポ / 「医療とリンパドレナージュの間で」⑨(腰痛編)
2023.03.26
かれこれ15年以上前の話ですが。3/9のブログにて私の看護師時代の先輩が「私、腰良くないから。整体行ったんよ。ほしたら5分くらい手で揉まれたら後は電気按摩みたいの当てられただけやったから。私は腰を手で揉んでほしいんですって言ってしもうたんよ」というようなエピソードをご紹介させて頂きました
う~ん、色々とまぁ。個人差はあるのでしょうし、私の推測に過ぎませんが。結局は腰痛に対してこの先輩は整骨院の施術よりは「手の温もりとか優しさ」といったものが欲しかったのではないでしょうか
というと何か曖昧な印象をお持ちの方が多いでしょうけど。やはり抑鬱的な思考、不安などが痛みを増強させるのは誰もが経験しているかと思いますし。痛みに対する看護・医学的な論文も多数あるかと思います
それらを参考にすると「腰痛をお持ちの方にリンパドレナージュは是か否か」と問われますと『どちらかといえば是ではないでしょうか』
医学的に施術を止められている場合はウチでも施術は出来かねますが。そうではないなら。ご遠慮なくいらしてください。もう少し落ち着きましたら『腰痛に対するケア』もオプション入れていきたいと考えています
子供の頃に転んで足を怪我したりして母親に背中を擦られると実際に痛みが軽くなったでしょう。このように科学的にも愛情ホルモンが疼痛を軽減する事が実証されているのです。何も器具は用いないシンプルな「流雲のケア」は根拠があるのです。
痛みでお困りの方に(クレームが怖い、整形的に何か起きたら怖い)とのっけからケアをお断りするのは本末転倒な気がします。そういう方々こそケアが必要なのです
さてまたもチラシ配りの時のお話ですが、チラシを受け取ってくださった還暦くらいの男性が「腰痛あるけど良くならんのよ。リンパって初めて聞くからどうかな」とご質問をお受けした
「私は良くなるかも知れないですが、医療ではないですから良くなるって法的に言えないんですよ~」と何やら歯切れの良くない返答になってしまいました。これも推測ですが、前述の看護師の先輩みたいに既存のサービスで良くならないから私に声をかけてくれたのかも知れない。
その男性はご来店されてません。もう少し私が余裕を持ってケア説明できていれば常連さまになってくれてたかも知れませんね。まだまだ私は何かと勉強しないといけませんね