「気ままにオタロード探訪」③ / きくや酒販(株)
2023.05.03
様々な料理や食文化を題材にドラマを生み出し続けている『美味しんぼ』。今回は主人公の山岡 士郎 氏にご登場頂きました。
山岡氏はワインブームに湧く日本に「日本酒が軽んじられている。日本酒はワインに負けない程に上品で何より日本料理に合うように作られている。日本が世界に誇るべき文化である」と持論を展開した上で。
戦後の米不足の時に定められた醸造アルコールを添加して米の風味を薄める製法を批判的に論じる。
(もっとも醸造アルコールの添加は目的がしっかりとあり、一概に薄めるためではなく。むしろ、そのお酒に応じた風味を出すために用いられている事が多い)。
そして日本人自身が洋酒ブームにかまけて日本酒を大事にしていないため各販売店で保管時の温度が適切でなかったり、日光に曝されている現状を嘆く。
本当に日本酒を大事にしているお店ならしっかりと製品管理を行い、「お客様にとって美味しいお酒」を売っているはずだ。そのようなお店の日本酒は決して洋酒に負けない。いや日本酒の方が勝っている。
日本人として山岡氏は誇り高く、決意も強い。実は私も山岡氏と同じ意見なんです。(続く)。