流雲のケア ⑪ 「お話聴きます」
2023.05.09
先日、30代のお客様がご来店なされました。男性セラピストどころかリンパ系の施術自体が初めてでいらしたようで。ご緊張されているいました。30分の首・肩まわりのケアに留まりましたが。ご感想はまずまずだったようで、ケアの後は次のご予約入ってなかったので。お茶をお出しして暫し、くつろいで頂きました。
こちらのお客様はウチの公式HPやホットペッパーのクーポンもよく見てくださっていて「メニュー見てたら(お話聴きます)ってあったけどアレどんなんなの」とご質問を受けました
私は趣旨を簡潔に話すつもりでしたが少々熱が入って話し過ぎてしまいましたが、
●どんな場所、例えば居酒屋やBARに行こうが。やはり空気は読まないとならないし。他のお客様もいてるから中々、自分の話ばかりできない。ただ話を聴いてくれる場所って余りないですよね~から始まり。
●新聞の人生相談のコーナーなんか読んでても家族間の問題や職場の人間関係、自分自身についての悩み=これって弱みでもあるし、公私の分別もあるし。利害関係になる可能性もあって中々言えない。抱え込みがち。少し聴いてもらえたら考えも整理されるし、気持ちも楽になるのに。
●更には私の看護師時代の話をしました。余命いくばくもない患者さんがいらして。(いよいよ状態が急変しそう)となった時に突然その患者さんが私に「色々言われたけど皆に私は悪くないって言っておいてほしいんよ」と涙声で話されました
実はその患者さんはお体を悪くなされてから家族からの虐待にあっていて心を閉ざしてしまい、決して看護師にも心を開こうとはせず。食事介助や排泄のケア時にも非協力的な状態がずっと続いていました。でもお体の状態が変化する中で何か死期を悟られたように私は感じました
私は「大丈夫ですよ。私がお伝えしておくから、大丈夫ですよ」と話しました。患者さんは尚も「言うといてよ、言うといてよ」と話されてましたが。少し表情が緩み、これまで我々に見せてきた険しい表情とは違い。安心なされたように私には見えました。1~2日後にその患者さんは昏睡状態に陥り、間もなくお亡くなりになりました。
皆様、心の中に何かを抱えておられませんか?。大丈夫ですか?。『お話聴きます』は問題の現実的な解決をすることは出来ないですか。それでもお客様のお話を精一杯お聴きすることはできます。お気軽にお問い合せください