現場ルポ⑱/「医療とリンパドレナージュの間で」 私の経歴編
2023.05.28
看護学生時代(回り道しましたので、26歳~29歳時)の最終に近いエピソードとして福島県への卒業旅行をご紹介しようとしてますが。やはり、その「回り道」から話を起こした方が人物像が見えてくるので良いと思いました。
私は17歳の時に高校を中退して大阪にある堺東高島屋の社員食堂で当初はアルバイトとして勤務を始めました。何故、高校を辞めたかって?別にイジメにあった訳ではないのですが。
自分の内面の問題といいますか。正直、今でも思うのですが、「働く」ことより「学生」の方が(どのように行動するか)は自由度が高いと思いますし。だからこそ「人生を切り拓ける」のだと私も思います。
ただ働くよりは「学生」って何ていうか抽象度が高いというか。正直、何のために学校に行くのかよく分からなかったんですよね。次第に学校から足が遠のき、中退に至りました。
(勿論、周りは色々言ってくれますから17歳なりに悩んだんですが)。最終的にはもう「前に進むしかない」というような気持ちで高校を辞めました。
さて同級生からは非難轟々、やれ「もう人生見えたやん」、「一生カスやろ」、「働く場所なんかない」などなど数知れず。
はたまた私が早々にアルバイトだけども、とにかくあっという間に働き口を見つけてきて。
帰り道で高校の旧友に合ったりすると「赤星〜、お前、今何やっとんじゃあ!」と声をかけられる。
(いや、そらあ赤星やから進学校に通ったんやなくて。地元のガラのいい!?学校に行ってたんやない?)
「今はとにかく働いている。高島屋の社員食堂で学歴不問で雇ってくれるところがあったから。何か大変だけど」と私は話した。
さてさて旧友達は高校を辞める際はあれだけボロクソ言ってたのに。「赤星良かったやん」、「赤星頑張ってるな」、「負けんなよ」なんて励ましてくれる。慣れない職場で辛い目にも合ってた私は少し目が潤んだ気がしましたが。
まぁ人というのはその時々で色んな事を話されるから聞くべき所は聞くべきだし。自分が「こう思う」ってのが漠然としててもあるのなら。(あまり人に振り回されるべきでもないよね)
などと思う17歳でした。
(続く)