現場ルポ㉚ /「医療とリンパドレナージュの間で」 精神科の闇
2023.09.30
(イアンは心が崩壊したジェルミと向き合うに当たって矢継ぎ早に彼の更生策を提案し、実行に移す。だが、それは容易に功を奏さない。具体策は大事だか、それだけではやはり難しい。
つまるところジェルミの心に入る事は出来ないし。不用意に入ると沼に引きずり込まれてしまう。ジェルミの辛さをどうすれば緩めてあげられるのであろうか?)
●君に罪はない
「自分がかつてのように人を愛する事が許されるのか」とジェルミはイアンに問う。ジェルミに罪はない。だがずっと己自身を許すことはなかった。
ジェルミ:「人を愛せるだろうか?愛する事を試してみてもいいのだろうか?」
そんな彼の心がもう一度、温もりを覚えるのは、やはり「愛」しかないのだと思います。もう涙が止まりません。