流雲のケア㊲ / ケアはシンプルでは駄目でしょうか(3)
2023.11.03
11/3 明日の日本シリーズ第6戦はオリックスは山本 由伸 投手が先発予定のようです。こうなりますと正に総力戦で不思議とエースに節目の試合が回って来ます
第1戦では不本意な投球に終わった山本投手ですが、入念に調整しているようです(写真は中日スポーツより)。この山本投手の球種は以前のブログで触れたように常時、5種類くらいは投げ分けているようです。
ピンチになれば更に引き出しがありそうです。投手主要タイトル4冠ですので当然、奪三振王のタイトルも取ってますが、年間で大体170~180奪三振を取っていたと思います。これはこれで、すごい数字です
●昔だからといって色褪せないし、シンプルだから良いということもあります
野茂投手が近鉄に在籍していたのは、かれこれ30年くらい前ですが。年間の奪三振数は220~230 !!。ストレートとフォーク以外は殆ど投げてませんが。それがバッターに取っては(何とかバットに当ててファールにすることもできないから)、「一番怖い」と言わしめています
確かに体をフルに使って投げ込んできますから、早々打てるものではない。野茂投手の急速は150kmを超える事もありましたが。大体は140km台半ば、メジャーリーグに行かれて30代になっても活躍されましたが
30代半ば頃にはストレートは140km前後になってましたが、それでも20代と同じ位の成績を残しておられました
現代野球では投手には150km以上の球速が求められると書きましたが。それでは野茂投手は【もし今、バリバリの現役】なら通用しないのでしょうか?
そんな事はあり得ません。結局、何故打てないか。何故あんなに三振が取れるかは、
『人間の動体視力の限界を超えてる』からだそうで。トレーニング方法は進化しているとはいえ、最新のトレーニング理論、AI分析などを駆使しても野茂投手を打ち崩すのは、そのシンプルさ故に容易ではないといえるでしょう。
●結論
古いから、シンプルだから悪いということはない。むしろ優れていることもある。